2026/5/29

アンチエイジングと慢性炎症のED治療上の関係を徹底解説

Ⅰ.コラムの要点

【慢性炎症による臓器の老化】
慢性炎症は、急性炎症が完全に収束せず、弱いレベルのまま長期間続いてしまい、正常な細胞や臓器などにダメージを与え、老化を加速させてしまう作用です。

【慢性炎症による陰茎微小血管障害を原因とするED発症】

慢性炎症の老化作用として、動脈硬化、糖代謝の異常を誘発し、「動脈硬化、糖代謝の異常を原因とする陰茎血管・血流障害によるED発症」に関係するとされています。

・慢性炎症により、特に細い血管である微小血管から早期ダメージを受けるため、微小血管の集合体である陰茎の血管・血流障害が誘発され、ED発症に至ります。

【アンチエイジングによるED治療】
慢性炎症の老化作用による陰茎の血管・血流障害原因のEDを改善するために、当院グループ(※1)では、以下のアンチエイジングによるED治療を行なっています。

〈低衝撃波による血管新生アプローチ〉

・陰茎に低衝撃波を当てて「微小血管のネットワークを新しく構築・促進する」と いう血管新生を目指す治療が行なわれています。

当院グループでは衝撃波「レノーヴァ2020」治療(※2) を実施。

〈エクソソームによる血管再生・新生アプローチ〉

・エクソソームを陰茎に塗布して、血管の再生・新生を促し、微小血管レベルでの血流を改善してEDの根本治療を目指すという治療法も行なわれています。

当院グループでは、エクソソームクリーム「エクステム」治療(※3) を実施。

〈陰圧式勃起補助具「ビガー2020」による陰茎微小血管の改善アプローチ〉

・陰圧式勃起補助具「ビガー2020」は、シリンダーに陰茎を入れてポンプで陰圧をかけ、海綿体に血液を呼び込み性的刺激が無くても勃起可能な医療機器です。日本で承認されている陰圧式勃起補助具としては現時点で唯一の存在です。

定期的に安全な範囲で勃起状態を作ることで、陰茎微小血管の血流と組織の良好な状態を保つ「リハビリ」を目指す事も可能な治療機器です。

当院グループでは、陰圧式勃起補助具「ビガー2020」治療(※4) を実施。

〈低用量タダラフィルのアンチエイジング作用〉

血管のアンチエイジング効果による陰茎微小血管活性化による勃起力・EDの根本治療効果が期待されます。

当院グループでは、低用量タダラフィル治療(※5) を実施。

〈メトホルミンのアンチエイジング作用〉

・近年、老化原因である酸化・糖化・慢性炎症を抑制するメトホルミンのアンチエイジング効果が注目されています。メトホルミンのアンチエイジング効果として、全身の若返り効果、男性機能改善・ED改善効果が期待されています。

当院グループでは、メトホルミン治療(※6) を実施。

〈抗酸化成分によるアンチエイジング作用(抗酸化作用)〉

・私たちの体では、ストレス、喫煙、過食などで「活性酸素」が増え、放っておくと「血管内皮細胞の傷つき、炎症の持続」などのダメージつながります。こうして、陰茎の微小血管障害を誘引してEDを発症します。

・抗酸化作用とは、抗酸化成分が活性酸素によるダメージを緩和する作用です。そのため、抗酸化成分を摂取することで、その抗酸化作用により、陰茎の微小血管のダメージを減らし、EDの改善が期待できます。

・当院グループでは、7種類の抗酸化成分を配合した「ドクターズアンチエイジングサプリメント『生涯現役』」(※7) の処方を実施しています。

〈メトホルミン〉

(※1)→ 法人概要

(※2)→ ED衝撃波治療「レノーヴァ(RENOVA)」
レノーヴァ(RENOVA)の徹底解説~有効性・料金・評判~

(※3)→ 塗るタイプのED・アンチエイジング効果のエクソソーム療法(エクステム)とは
エクソソーム「エクステム」を塗るだけのED・更年期治療を徹底解説

(※4)→ 「ビガー2020」(vigor2020)陰圧式勃起補助具
ビガー(Vigor)2020を用いたトレーニングを徹底解説

(※5)→ 低用量タダラフィル処方
シアリス(タダラフィル)の毎日服用によるアンチエイジング効果を徹底解説

(※6)→ メトホルミンのアンチエイジング・美肌・抗がん作用について

(※7)→ 生涯現役(前立腺がん予防リコピンサプリ)

上記の「コラムの要点」の詳しい説明は、以下のとおりです。

Ⅱ.慢性炎症により進む老化

1.慢性炎症とは

・本来、炎症は体を守るための正常な防御反応です。炎症には、「急性炎症」「慢性炎症」の2種類があります。

・急性炎症は、ケガをしたり細菌が侵入したりすると、免疫細胞が集まり、傷ついた部位を修復する作用です。

・慢性炎症は、この急性炎症が完全に収束せず、弱いレベルのまま長期間続いてしまい、正常な細胞や臓器にダメージを与え、老化を加速させてしまう作用です。

2.慢性炎症による老化

(1)慢性疾患リスク

慢性炎症が続くと、少しずつ組織が傷んだり、線維化といって硬く変化したりして、臓器の機能が落ちていくことがあります。その結果として、動脈硬化、糖代謝の異常、さらには一部のがん、「動脈硬化、糖代謝の異常を原因とする陰茎血管・血流障害によるED発症」など、様々な慢性疾患のリスクと関係するとされています。

(2)炎症老化とは

年齢とともに、体のあちこちで低レベルの慢性炎症が続き、それが血管・脳・筋肉・陰茎など多くの臓器の機能低下、病気、体の老化につながるとされています。(※8)このように慢性炎症が長く続くことで全身の老化が進むという新しい考え方「炎症老化(インフラメイジング inflammaging)」と言います。炎症 inflammation と老化 aging を組み合わせた造語です。

(※8)→ 自然発生するp16Ink4a陽性細胞は健康寿命を短縮する - PMC

3.慢性炎症による老化のメカニズム

慢性炎症による体の老化は、以下のメカニズムが関係しているとされています。

【炎症性サイトカインの増加】
炎症が起こると、体内では「炎症性サイトカイン」と呼ばれる情報伝達物質が分泌されます。加齢とともにこれらのサイトカインが慢性的に増加し、常に体内で炎症発症状態になります。

【老化細胞の蓄積(SASP)】
加齢とともに増える老化細胞は、分裂できなくなった細胞として蓄積されるだけでなく、 SASP(サスプ)と呼ばれる炎症物質やタンパク分解酵素を放出し、周囲の正常な細胞まで老化させる作用があるとされています。

【テロメア短縮とDNA損傷】
細胞が分裂するたびに、染色体の末端にある「テロメア」は少しずつ短くなります。テロメアがある一定の長さまで短くなると細胞は老化細胞へと移行します。同時に、細胞のエネルギーを産成するミトコンドリアにも損傷が生じ、ミトコンドリアDNAが細胞質へ漏出することで炎症反応が誘導されることがあります。テロメア短縮は細胞老化や慢性炎症と関連し、加齢関連疾患のリスクが上昇するとされています。

【腸内環境の悪化(リーキーガット)】
加齢や生活習慣の乱れにより腸内細菌叢の多様性が失われ、腸のバリア機能が低下することがあります。これを「リーキーガット(腸管漏出症候群)」といいます。バリア機能が壊れると有害な物質が体内に入り込み、全身で炎症を加速度的に進める原因となるとされています。

Ⅲ.慢性炎症による老化からの血管性ED発症

1. ED発症原因となる慢性疾患

身体要因ED(器質性ED)は、血管・神経・ホルモンなど体の老化が発症原因の中心です。主なED原因疾患は、以下の血管・血流障害を伴う疾患です。

糖尿病

高血圧、脂質異常など動脈硬化を進める病気

心臓や血管の病気

脳卒中、脊髄損傷などの神経の病気

慢性腎臓病 など

2.慢性炎症による血管の損傷と血管性ED発症

EDの中で、 慢性炎症による血管・血流障害が、発症原因となるEDを「血管性ED」といい、陰茎への血流や神経の伝わり方を悪くし、徐々に勃起力が低下します。慢性炎症により、次のような流れで血管を傷め、血管性EDを発症するとされています。

(1)内皮機能障害

・血管の内側を覆う「内皮細胞」は、血管を拡げたり縮めたりする司令塔のような役割を持ちます

・炎症や高血糖、脂質異常、喫煙などにより内皮が傷つくと、一酸化窒素(NO)という血管を拡張させる物質が出にくくなります

・NOが減ると血管がうまく拡張できず、「必要なときに血流を増やせない」状態になります

(2)動脈硬化の進行

・内皮障害が続くと、血管の壁に脂質が入り込み、炎症性細胞が集まり「プラーク(血管の内側の壁にたまって盛り上がったコブ状の塊)」が形成されます

・このプラークにより動脈硬化で、血管の内腔が狭くなったり、壁が硬くなったりして、血管がうまく拡張できず、「必要なときに血流を増やせない」状態になります

・陰茎へ行く動脈は心臓の冠動脈よりも細く、また陰茎は微小血管の集合体であるため、同じ程度の動脈硬化でも、早期にEDとして症状が出やすいとされます

(3)血管・血流への長期的な悪影響

慢性炎症が長く続くと、血管や周囲組織で「リモデリング」と呼ばれる下記の構造変化が起きます。

血管壁の肥厚や硬化が進み、しなやかさが失われる

微小血管が減ったり、線維化で血流が通りにくくなる

・新しい血管が異常に増えるが、質の悪い血管が増えて組織の血流効率が落ちる

その結果、血流や圧力、炎症などの刺激に応じて、血管とその周りの構造が長期的に劣化し、酸素や栄養が届きにくくなり、臓器機能低下やED発症リスクが高まります。

(4)慢性炎症による老化から血管性ED発症までの流れ

慢性炎症による血管性EDは、次のような流れで発症するとされています。

・勃起は「陰茎の細い血管に十分な血液が流れ込むこと」で起こります

・この血流を支えるのが「血管内皮」と「平滑筋」という血管の壁の細胞です

慢性炎症による老化は、この血管の壁を徐々に傷つけ、動脈硬化などの血管病変を進めます

・その結果、「陰茎への血流が足りない」「血管がうまく拡張しない」状態になり、血管性EDを発症しやすくなります

3.慢性炎症による微小血管障害からの血管性ED発症

(1)ED発症における微小血管の重要性

① 微小血管障害によるED発症
EDは大きく分けて、心やストレスが主因の「心因性ED」と、血管や神経など体の異常が主因の「器質性ED」に分類されます。器質性EDの中でも、微小血管障害を原因として発症する「血管性ED」が多いとされています。勃起には陰茎の海綿体というスポンジ状の組織に、微小血管を通じて一気に血液が流れ込むことが必要です。微小血管障害により、陰茎の海綿体に十分な血液が入らないと、血管性EDEDを発症します。

②陰茎の微小血管の「重大疾病早期サイン」としての役割
陰茎の血管は、心臓の冠動脈などと比べると非常に細く、いわゆる「微小血管」のネットワークが勃起機能を支えています。動脈硬化や加齢、生活習慣病などで血管内皮が傷んだり血管が硬くなると、先行して微小血管から血流障害が起こると考えられています。そのため「大きな血管ではまだ症状なく糖尿病・動脈硬化など心血管系疾患になっていなくても、微小血管レベルでの血流低下が先に起き、心血管系疾患発症前に『早期サイン』としてEDが現れる」とされています。

(2)微小血管障害による血管性ED発症のプロセス

・慢性炎症が続く
微小血管(細い動脈や毛細血管)の内皮細胞が傷む
→ 動脈硬化や微小血栓で血管が狭く・硬くなる
陰茎海綿体へ血流が十分に入らない・うまく閉じ込められない
勃起が起こりにくい、維持しにくい血管性EDが生じる

血管性EDは心血管疾患と同じく「血管病」の一つと捉えられ、特に血管性の器質性EDでは動脈硬化に伴う血流障害が主要因とされています。

(3)慢性炎症が誘発する微小血管障害

①炎症と内皮細胞障害
【内皮細胞とは】
内皮細胞は「血管の一番内側を一枚シートのように覆っている細胞」で、血管の壁の血液と直接触れている部分になります。主な役割は、以下のとおりです。

・血液がスムーズに流れるよう表面をなめらかに保つ

・必要な物質だけを血管の内外に通すフィルターの役目

・血栓ができすぎないよう制御する

・血管を広げたり縮めたりする物質を出して、血圧や血流を調節する

【内皮細胞障害とは】
内皮細胞障害とは、この内皮細胞が傷つき、働きが悪くなった以下の状態です。

・表面がデコボコして血の塊ができやすくなる

・フィルター機能が乱れて、いらない物まで血管壁の中に入りやすくなる

・血管がうまく広がらず、高血圧や血流の悪化につながる

・その結果として、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中など、さまざまな循環器の病気の土台になります。

【炎症と内皮細胞障害の悪循環】
炎症と内皮細胞障害は、互いに悪循環を作りやすい関係です。悪循環のプロセスは以下のとおりです。

・生活習慣病などの炎症で血管に負担がかかると、内皮細胞が少しずつ傷つく

・傷ついた部分で炎症が起こり、免疫細胞や活性酸素が集まり炎症を誘発

炎症が長引くと、さらに内皮細胞が傷つき、動脈硬化などの炎症が進行する

・上記の「内皮細胞の障害が炎症を呼び、炎症がまた内皮細胞を傷つける」という悪循環が続くと、内皮細胞と周囲組織への持続的ストレスとなり、微小血管レベルでの障害が固定化し、血管の老化やEDにつながっていきます。

【慢性炎症での微小血管障害】
慢性炎症では

・内皮細胞の活性化と障害

・白血球接着の増加

・微小血栓形成

・平滑筋細胞増殖と細胞外マトリックス沈着

などが進み、結果として「狭くて硬い小血管」が増えます。粥状動脈硬化(中くらいから太い動脈の内側に、コレステロールなどの脂質がたまってドロドロした「おかゆ状のかたまり(プラーク)」ができ、血管の中がだんだん狭くなってしまう状態)は典型的な慢性炎症性疾患と位置づけられています。

【全身の微小血管障害】
糖尿病や慢性腎臓病、高血圧などでは、慢性炎症と酸化ストレスを背景に、腎臓や網膜など全身の微小血管障害が進行することが知られています。同様のメカニズムで、「陰茎の海綿体を栄養する細い動脈や毛細血管」にも障害が及びます。

【微小血管障害と陰茎血流】
〈勃起に必要な血管反応〉
正常な勃起では

・性的刺激
→一酸化窒素(NO)放出
→海綿体平滑筋の弛緩
→海綿体動脈・小血管の拡張
→海綿体内に大量の血液が流入
→静脈が圧迫されて血液が閉じ込められる

という流れが必要です。ここで勃起上重要となるのは、内皮由来NOによる血管拡張と、微小血管レベルの血流です。
〈慢性炎症で起こる変化〉
慢性炎症とそれに伴う動脈硬化・微小血管障害では

・内皮機能低下によりNO産生が減少

・平滑筋の反応性低下

・血管内腔狭窄とコンプライアンス低下

微小血栓や血液ドロドロ度の上昇による流量低下が生じ、海綿体への血流が増や しにくくなります。血管が「十分に拡がらない」ため、EDが起こりやすくなります。

【EDと血管系疾患との関係】

・EDの多くは血管や神経などの器質的障害に関連し、特に血管性EDでは動脈硬化と微小血管障害が中心的役割を持つとされています。

・慢性炎症は、内皮機能障害、微小血栓、血管リモデリング(血管劣化)を通して全身の微小血管障害を進め、その一部として陰茎海綿体の血流障害を介したEDが生じます。

・EDは心血管疾患と同じ動脈硬化性プロセス経由のため、「全身の動脈硬化や心血管疾患などの生活習慣病が表面化する前の早期サインとも言われます。

Ⅳ.アンチエイジングによる「慢性炎症を原因とするED」の治療

1.慢性炎症によるED発症のメカニズムと治療のポイント

慢性炎症は、血管の老化や動脈硬化、ホルモンバランスの乱れを通じてEDの大きな原因になると考えられています。ED発症メカニズムは次のような流れです。

・慢性炎症が続く
→ 血管内皮が傷み、一酸化窒素NOが出にくくなる
→ 陰茎の血流が低下し勃起しづらくなる

・生活習慣病や肥満、糖尿病なども慢性炎症を悪化させ、EDのリスクを上げる

つまり

「慢性炎症を抑え、血管と代謝を守る」ことが、

アンチエイジング推進とED改善の必須ポイントになります。

2.慢性炎症による微小血管障害へのED治療

(1)微小血管改善治療の考え方の変化

最近は、「性行為時にED治療薬を服用して、ただ一時的に勃起を助ける」考え方の対症療法だけでなく、「微小血管や血管内皮にアンチエイジング面から働きかけ、根本的な勃起力・EDの改善をしようとする」考え方の根治療法との併用に変化しています。

(2)新しい根治療法

①低衝撃波による血管新生アプローチ

・陰茎に低衝撃波を当てて「微小血管のネットワークを新しく構築・促進する」という血管新生を目指す治療が行なわれています。

当院グループでは衝撃波「レノーヴァ2020」治療を実施。

②エクソソームによる血管再生・新生アプローチ

・エクソソームを陰茎に塗布して、血管の再生・新生をうながし、微小血管レベルでの血流を改善してEDの根本治療を目指すという治療法も行なわれています。

・エクソソームとは、細胞から出てくるとても小さな「カプセル状の粒」の細胞外小胞です。このカプセルの中には、遺伝情報を運ぶRNAなどが入っていて、他の細胞に「情報」を届け、細胞同士の連絡係のような存在です。

・エクソソームが持つ情報伝達の性質を利用して、傷んだ組織や老化した細胞の働きをサポートしようとする治療が進んでいます。

当院グループでは、エクソソームクリーム「エクステム」治療を実施。

③陰圧式勃起補助具「ビガー2020」による陰茎微小血管の改善アプローチ

・陰圧式勃起補助具「ビガー2020」は、シリンダーに陰茎を入れてポンプで陰圧をかけ、海綿体に血液を呼び込む医療機器です。日本で承認されている陰圧式勃起補助具としては現時点でほぼ唯一の存在です。

定期的に安全な範囲で勃起状態を作ることで、陰茎の血流と組織の良好な状態を保つ「リハビリ」に近い位置づけの治療です。

当院グループでは、陰圧式勃起補助具「ビガー2020」治療を実施。

(3)新しい根治療法の重要なポイント

・勃起は「陰茎海綿体という細い血管の集まり」に血液が満たされることで起こる

・加齢や動脈硬化、生活習慣病などで微小血管が傷つき、血流が悪くなるとEDになりやすい

EDは微小血管レベルの血管障害や全身の動脈硬化の早期サインになることがあり、放置せず背景の病気チェックが重要

・最近は、微小血管や血管新生そのものをターゲットにした治療(衝撃波治療、再生医療的クリーム治療、陰圧式勃起補助具治療など)も登場しており、効果やリスクは医師と個別相談が必要

3.その他のアンチエイジングによるED治療

最近のEDクリニックでは、次のようなアプローチが「アンチエイジング+ED改善」として紹介されることが増えています。ただし、いずれも自由診療が中心で、医学的なエビデンスにまだ限界があるため、医師の管理下で行なうことが必要です。

(1)低用量タダラフィルのアンチエイジング作用

下記の血管のアンチエイジング効果による陰茎血管活性化による勃起力・EDの根本治療効果が期待されます。

血管を広げ、血流をスムーズにする。

血管内皮細胞の機能を改善し、動脈硬化を予防する可能性がある。

心臓病のリスク低減に繋がる可能性がある。

(2)メトホルミンのアンチエイジング作用

近年、老化原因である酸化・糖化・慢性炎症を抑制するアンチエイジング効果による全身の若返り効果、男性機能改善・ED改善効果が注目されています。メトホルミンが、細胞のエネルギー代謝を調整するAMPKという酵素を活性化し、以下の作用を促進するからです。

抗酸化作用:活性酸素の発生を抑え、細胞の損傷を防ぎます。

抗糖化作用:老化の原因となる糖化を阻害します。

慢性炎症抑制作用:慢性炎症を抑え、全身の健康改善を促進します。

(3)抗酸化成分によるアンチエイジング作用(抗酸化作用)

①抗酸化作用とは
私たちの体では、ストレスや紫外線、喫煙、過食などで「活性酸素」が増えます。これは細胞や血管の壁を錆びさせるようなイメージで、放っておくと「血管内皮細胞の傷つき、炎症の持続、血栓ができやすい状態」などにつながります。こうして、ED発症原因の「陰茎の微小血管障害」を誘引します。 EDにおける抗酸化作用とは、この活性酸素を中和したり、活性酸素を処理する酵素を助けたりして、陰茎の微小血管のダメージを減らす働きのことになります。

②抗酸化作用と微小血管の関係
活性酸素が増えると、下記のプロセスで、陰茎の微小血管や血管内皮を傷つけED発症につながりやすくなります。

・血管内皮が障害され、一酸化窒素 NO が減り

・平滑筋がうまく緩まず、血管拡張力が低下し、十分に血液が流れ込まない

・動脈硬化が進み、もともと細い陰茎動脈がさらに狭くなる

抗酸化作用は、

・活性酸素による血管内皮のダメージを減らし、

・血管の拡張作用のある一酸化窒素NO を出しやすい環境を保つ

ことで、上記の ED発症プロセスをブロックすると考えられています。

③抗酸化作用がED改善に効くメカニズム
主なポイントは、以下のとおりです。

【血管内皮機能の改善】

・抗酸化物質は、血管内皮での一酸化窒素NO産生低下を抑え、血管拡張の反応を改善すると報告されています。

・ポリフェノールは、陰茎海綿体の平滑筋を弛緩させる作用や、内皮依存性の血管拡張を増強すると期待されています。

【微小血管障害の進行抑制】

・糖尿病やメタボなどで起こる微小血管障害は、活性酸素によるダメージが原因となり、陰茎の微小血管の血流低下、ED発症を招きます。

・抗酸化作用を持つ栄養素や抗酸化成分は、微小血管障害による血管の老化や内皮障害の進行を遅らせることで、EDの悪化を防ぐ「予防・進行抑制」の役割が期待されています。

④抗酸化成分サプリメントによるED改善効果の報告

・抗酸化サプリメントの摂取は、 ED改善効果が認められるとする報告があります。重症な人ほど改善幅が大きい傾向でした。(※9)

・L-シトルリンやレスベラトロールなどの抗酸化成分の摂取で、ED治療薬が効きにくい人の症状が改善したという報告もあります。(※10)

(※9)→ 勃起不全に対する抗酸化剤補給:二重盲検無作為化プラセボ対照試験の系統的レビューおよびメタアナリシス - PMC

(※10)→ 経口テストホーフェン、L-シトルリン、レスベラトロール、カフェインサプリ飲料がホスホジエステラーゼ5阻害剤を持つ男性の性機能改善:ランダム化、二重盲検、プラセボ対照クロスオーバーパイロットスタディ - PMC

⑤抗酸化成分
抗酸化作用を持つ主な抗酸化成分のグループは以下のとおりです。

抗酸化ビタミングループ:ビタミンA・C・Eなど

ポリフェノールグループ:フラボノイド類など

カロテノイドグループ:βカロテンなど

その他のグループ:セサミンなど各種成分

当院グループでは、7種類の抗酸化成分を配合した「高リコピン配合アンチエイジングサプリメント『生涯現役』」の処方を実施しています。

(4)注意点

EDやアンチエイジング目的で使われる薬や再生医療は、多くが保険適用外で、長期的な安全性や効果に不明な点もあります。EDの陰には、糖尿病、高血圧、心血管疾患など命に関わる病気が隠れていることもあります。先ずは医師に相談しましょう。

Ⅴ.当院グループのアンチエイジングによるED治療

当院グループのアンチエイジングによるED治療は以下のとおりです。

当院では、ED薬治療だけではなく、最新の多角的ED治療(※11)によって、ED改善・陰茎増大・男性性機能アップ・アンチエイジング等の治療を行っております。複数の治療を併行した方が、確実で長期的な勃起効果増大が期待できます。

療法 根治療法(ビガーには対処療法の勃起即効効果もあり) 対症療法
効果 長期的(ビガーは性行為時の一時的勃起の即効性あり) 一時的
併用する治療種類が多いほど
男性性機能の改善(若返り・アンチエイジング)期待大
服薬 服薬不用 服薬必要
新旧 新しい多角的治療 従来治療
アンチエイジング治療 ダイエット
治療 衝撃波治療 陰圧式勃起
補助具治療
エクソ
ソーム
療法
アンチエイ
ジング治療
メディカルダイエット療法 サプリ
メント
療法
ED薬
治療
機器
薬剤
レノーヴァ ビガー2020 エクステム
(エクソソームクリーム)
低用量
タダラ
フィル

メトホルミン
生涯現役
リベルサス
メトホルミン
ルセフィ

防風通聖散
DHEA
亜鉛
バイアグラ
レビトラ
シアリス等
期待
効果
ED改善
陰茎若返り
ED改善
陰茎若返り
陰茎増大
ED・AGA改善
性力増大
陰茎若返り
男性美容
ED改善
性力増大
若返り
ダイエット
肥満原因
ED改善
ED改善
性力増大
ED改善
参照 →(※2) →(※4) →(※3) →(※5、6、7) →(※12) →(※13) →(※14)

(※11)→前立腺肥大症とEDの関係、多角的ED治療を徹底解説

(※12)→メディカルダイエットの最新コラム一覧
リベルサス錠処方
メトホルミン処方
ルセフィ
防風通聖散(医療用)

(※13)→DHEAとED治療薬の同時摂取の重要性を徹底解説
亜鉛はEDに効く?亜鉛とED薬の同時摂取について解説

(※14)→ED治療について

《最後に》

当院は、10年以上の診療実績、100万件以上の診療件数があり、全国10院からなるユナイテッドクリニック・グループに所属しております。ユナイテッドクリニック・グループでは豊富な治療経験に基づく安全性・有効性・経済性に配慮したED治療(※15)を目指しております。多角的なED治療(※11)によって、EDにお悩みの患者様に寄り添うことを目指しております。EDでお悩みの場合は、お一人で悩まず、当院の専門医師に、お気軽にご相談ください。また、「来院不要、診察料無料・即日受診・最短即日発送可能な、スマホでのオンライン診療」(※16)では、各種の優待制度で皆様のお問い合わせ・ご予約を心よりお待ちしております。

(※15)→安全性・有効性・経済性に配慮したバイアグラの入手方法を解説

(※16)→オンライン診療(電話診療)ED治療のオンライン診療とは?バイアグラやレビトラなど処方可能な治療薬も紹介

《出典》

(※1)→ 法人概要

(※2)→ ED衝撃波治療「レノーヴァ(RENOVA)」
レノーヴァ(RENOVA)の徹底解説~有効性・料金・評判~

(※3)→ 塗るタイプのED・アンチエイジング効果のエクソソーム療法(エクステム)とは
エクソソーム「エクステム」を塗るだけのED・更年期治療を徹底解説

(※4)→ 「ビガー2020」(vigor2020)陰圧式勃起補助具
ビガー(Vigor)2020を用いたトレーニングを徹底解説

(※5)→ 低用量タダラフィル処方
シアリス(タダラフィル)の毎日服用によるアンチエイジング効果を徹底解説

(※6)→ メトホルミンのアンチエイジング・美肌・抗がん作用について

(※7)→ 生涯現役(前立腺がん予防リコピンサプリ)

(※8)→ 自然発生するp16Ink4a陽性細胞は健康寿命を短縮する - PMC

(※9)→ 勃起不全に対する抗酸化剤補給:二重盲検無作為化プラセボ対照試験の系統的レビューおよびメタアナリシス - PMC

(※10)→ 経口テストホーフェン、L-シトルリン、レスベラトロール、カフェインサプリ飲料がホスホジエステラーゼ5阻害剤を持つ男性の性機能改善:ランダム化、二重盲検、プラセボ対照クロスオーバーパイロットスタディ - PMC

(※11)→前立腺肥大症とEDの関係、多角的ED治療を徹底解説

(※12)→メディカルダイエットの最新コラム一覧
リベルサス錠処方
メトホルミン処方
ルセフィ
防風通聖散(医療用)

(※13)→DHEAとED治療薬の同時摂取の重要性を徹底解説
亜鉛はEDに効く?亜鉛とED薬の同時摂取について解説

(※14)→ED治療について

(※15)→安全性・有効性・経済性に配慮したバイアグラの入手方法を解説

(※16)→オンライン診療(電話診療)ED治療のオンライン診療とは?バイアグラやレビトラなど処方可能な治療薬も紹介

  • 電話診療予約専用ダイヤル

    0120671515
  • 予約フォームで電話診療予約

    フォームへ 最短1分で予約完了 毎日9:00~20:00

監修者

院長 髙嶋 政浩

平成元年杏林大学医学部医学科卒業
平成元年杏林大学医学部附属病院
平成8年西部総合病院皮膚科・形成外科部長 就任
平成12年大手美容外科クリニック
令和3年ユニティクリニック

電話診療(オンライン)予約